イーサリアムでのステーキングの利回りや実施方法、おすすめのサービスを解説


目次

  1. イーサリアムでのステーキングとは?
     1. イーサリアムとは?
     2. 2022年のアップデート「The Merge」でステーキング可能に
  2. イーサリアムのステーキング利回り
  3. イーサリアムのステーキングを実施する方法
     1. 取引所などのステーキングサービスを利用する
     2. リキッドステーキングを利用する
     3. 自らイーサリアムブロックチェーンにETHをステーキングする
  4. イーサリアムのステーキングができるおすすめサービス
     1. SBI VC トレード
     2. BIT POINT
     3. Coin Trade
     4. BYBIT
  5. 国内最高水準のステーキングサービス:フエルコ
  6. まとめ

ステーキングは、保有する暗号資産をブロックチェーンにステーキングすると、報酬として追加の暗号資産を獲得できる仕組みです。 暗号資産を運用して、投資信託の分配金や株の配当のようなインカムゲインを獲得する手段の一つとなっています。

暗号資産の一つである「イーサリアム」は、このステーキングで報酬を獲得できる通貨の一つです。今回の記事では、イーサリアムでのステーキングの特徴や利回り、実施方法やおすすめのステーキングサービスを紹介します。イーサリアムでのステーキングを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1. イーサリアムでのステーキングとは?

イーサリアムはもともとステーキングの仕組みがない暗号資産でしたが、2022年のアップデートを経てステーキングができるようになりました。 いまでは複数の国内の取引所にてイーサリアムのステーキングサービスを扱っています。日本においてステーキングで暗号資産を増やしやすい通貨の一つといえるでしょう。

1.(1). イーサリアムとは?

もともとイーサリアムとは、2013年に考案されたDAPPs開発などに用いることができるプラットフォームの一つです。暗号資産としてのイーサリアムは、このプラットフォーム上で決済やネットワーク手数料の支払いに使用するために発行されたものです。

イーサリアムは、スマートコントラクトという仕組みが早くから備わっていたのが特徴です。スマートコントラクトとは、あらかじめ定義された条件に従って、人の判断を介さずに自動で契約が実行される仕組みを指します。

イーサリアムは、このスマートコントラクトを利用して、NFT(非代替性トークン)と呼ばれる資産を発行するプラットフォームとして発展しました。NFTとは、代替ができない唯一無二の資産価値を証明するデジタルデータのことをいいます。たとえば、アートや不動産の価値を証明するNFTを発行して付与すれば、簡単に所有権の証明や移転が可能です。

イーサリアムの成立により、NFTの発行・流通が大きく活性化しました。また、NFTの発展はイーサリアムの普及にもつながり、2024年12月現在において、イーサリアムは世界で2番目の63兆円の時価総額を有する暗号資産となっています。(1位はビットコイン)

1.(2). 2022年のアップデート「The Merge」でステーキング可能に

イーサリアムは2022年の「The Merge」と呼ばれる大がかりなアップデートを経て、ステーキングを通じて報酬を獲得できる通貨となりました。

もともとイーサリアムはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)というブロックチェーンの承認方式を採用していました。これはビットコインなどと同じ仕組みで、マイナーと呼ばれる人が新たに実行された取引情報を元に、それぞれでブロックを生成して、既存のブロックチェーンとの接続を試みます。

最も早く計算を完了させてブロックチェーンの更新をした人のみに報酬として暗号資産が付与される仕組みです。実際に作業をする1人のマイナーに報酬が支払われるため、そもそもステーキングという概念がありません。

一方で、イーサリアムでは2022年のアップデート「The Merge」を経て、承認方式を現在のPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に変更しました。PoSでは、各保有者が自分の暗号資産をブロックチェーンに「ステーキング通貨」としてステーキングします。

ステーキング通貨を32ETH預けた人/組織はバリデーターになることができます。

バリデーターは取引情報を元にブロックを生成して、ほかのバリデーターと互いに承認します。各バリデーターで合意が得られたら、ブロックが既存のブロックチェーンと接続し、通貨の情報が更新されます。

そして、バリデーターにはステーキング報酬として新たな暗号資産が付与される仕組みです。 なお、バリデーターの選出は数秒に1回程度のペースで行われているため、継続的にステーキングしておけば、基本的にどこかのタイミングではステーキング報酬を獲得できると期待できます。

2. イーサリアムのステーキング利回り

主要な取引所のイーサリアムのステーキング利回りは、次の通りです。


2024年12月現在では、概ね年率3%前後のステーキング利回りとなっています。これは1年間1ETHをステーキングし続けておくと、1年間合計で0.03ETHの報酬が得られる水準です。

なお、これはイーサリアムに限らず全てのステーキングにいえることですが、ステーキングの利回りは、ステーキング数量、その暗号資産全体の発行量、暗号資産の期待リターンなどに応じて常に変化しています。預入時点でみることができる利回りは、あくまで過去の実績値か予測値で、実際に得られる利回りとは異なるので注意しましょう。

3. イーサリアムのステーキングを実施する方法

イーサリアムのステーキング方法は、大きく分けて3つあります。

  • 取引所などのステーキングサービスを利用する
  • リキッドステーキングを利用する
  • 自らブロックチェーンに暗号資産をステーキングする

日本の保有者にとっては、上から順に実施がしやすい方法となります。それぞれの手法について順番に解説していきます。

3.(1). 取引所などのステーキングサービスを利用する

2024年12月現在、複数の取引所が利用者の代わりにステーキング運用を担うサービスを提供しています。 こちらを利用すると、少額から簡単に暗号資産でのステーキングが可能です。

サービスの事業者は、利用者がステーキングした暗号資産をまとめてステーキング通貨としてブロックチェーンに出し、利用者の代わりにバリデーターとしてのブロックの生成・承認作業を担います。

そして、獲得したステーキング報酬から事業者の収益の源泉となる手数料などを控除した上で、残りを利用者に還元する仕組みです。利用者が、自らブロックの生成・承認に関わる必要はありません。

ステーキングの実施方法は、利用するサービスによって異なります。一部のサービスは、口座にイーサリアムをステーキングしておくだけで、自動的にステーキングが開始されます。 さらにいつでも暗号資産の出し入れが可能です。

一部のサービスでは「ロック期間」が設けられていて、一度ステーキングすると、その期間は引き出しができません。また、こうしたサービスの場合は、ステーキングを開始するためにロック期間の選択や預入数量の指定などの手続きが必要です。

国内の複数の取引所が、イーサリアムでのステーキングに対応しています。手軽にステーキング報酬を獲得するなら、このようなステーキングサービスを利用するのがおすすめです。

3.(2). リキッドステーキングを利用する

イーサリアムでは「リキッドステーキング」という方法で、ステーキング報酬を獲得する方法があります。 リキッドステーキングを担う事業者に、自分が保有する暗号資産をステーキングすると「ステーキング証明トークン」というものが付与されます。

発行される「ステーキング証明トークン」は、サービスにより異なります。イーサリアムに対応した代表的なリキッドステーキングでいうと、たとえばLidoの場合は「stETH」、Rocket Poolは「rETH」というトークンが付与されます。

付与されたトークンは、サービスによっては一定の条件のもとイーサリアムとの交換が可能です。また、取引所にてイーサリアムを始めとしたほかの暗号資産を交換することもできます。基本的にはトークンとイーサリアムは1:1に近い交換比率となりますが、市場の状況によって変化するリスクがあります。

具体的な預入の条件はサービスによりますが、たとえばLidoの場合は最低預入条件がないため、少額からでもステーキングが可能です。

3.(3). 自らイーサリアムブロックチェーンにETHをステーキングする

自らブロックチェーンに暗号資産をステーキングして、ブロックチェーンの更新に貢献する方法もあります。 イーサリアムにおけるブロックチェーンの生成・承認作業を担う上では、特段の資格や免許は必要ありません。原則としては、誰でも自分で暗号資産をステーキングして、バリデーターとしてブロックチェーンの更新に貢献して、ステーキング報酬の獲得が可能です。

ただしイーサリアムの場合は、ブロックチェーンに暗号資産をステーキングする場合、32ETH以上という最低条件があります。32ETHは2024年12月19日時点で約1,800万円に相当します。個人でこれだけのイーサリアムを保有するのは容易ではありません。

また、バリデーターに選ばれたら、ブロックの生成や承認作業を実行する必要があります。暗号資産やブロックチェーン、ネットワークに対する高度な知見が必要となるでしょう。

以上の点から、一般の個人が直接ブロックチェーンに暗号資産をステーキングするのは、ハードルが高いといえます。ただし、大口保有者で専門性および更新作業に必要なシステムを有する方は、事業者等に手数料や利ざやを取られない分、直接ブロックチェーンにステーキングした方が高利回りのステーキング報酬を獲得できる可能性があります。

4. イーサリアムのステーキングができるおすすめサービス

イーサリアムは多くの取引所で保有可能な暗号資産ですが、特に以下の取引所でステーキングを実行するのがおすすめです。


4.(1). SBI VCトレード


SBI VCトレードは、豊富な暗号資産の取引を取り扱っていて、イーサリアムのステーキングにも対応しています。 同社のステーキングはロック期間の定めがなく、暗号資産を保有すれば自動的にステーキングが実行されます。

ステーキングを始めるうえで、特別な手続きは必要ありません。そして、いつでも引き出しが可能で、保有期間に応じて毎月15日までにイーサリアムを報酬として獲得できます。

ステーキング対象数量の下限がないため、少しでも同社でイーサリアムを保有していればステーキング報酬を受け取るチャンスがあります。なお、SBI VCトレードの最低取引単位は0.00001ETHで、日本円に換算すると6円程度(2024年12月8日時点)です。きわめて少額から売買やステーキングに参加できるのが、同社のサービスの特徴であり魅力といえます。

4.(2). BIT POINT


BIT POINTは、ステーキング利回りが全体的に高水準なのが特徴です。 イーサリアムは暗号資産のなかでは相対的にステーキング報酬が低い傾向にあります。そのなかで、同社の2024年11月時点の実績である3.5%は相対的に高水準といえます。

BIT POINTは、暗号資産を保有すれば、その日から自動的にステーキング対象となります。特別な手続きは不要なので、初心者でも簡単にステーキングを活用した資産運用が可能です。同社では、0.00000001ETHもしくは500円以上(現物買付の場合)で発注ができるため、少額からステーキングを実行できます。手数料は無料のため、手数料徴収により利回りが下がることもありません。

4.(3). Coin Trade


Coin Tradeでは、保有する暗号資産にてステーキング手続きを行うことにより、実行可能です。 基本的にはロック期間が設けられたステーキングとなっていて、利用者は複数のプランからロック期間を選択します。

ロック期間によっても見込まれるステーキング報酬の利回りは異なり、上記の2.8%は最も利回りが高いプランを想定したものです。ロック期間が数ヶ月にわたるプランもありますが、基本的には月1回程度の頻度でステーキング報酬が付与されます。

なお、Coin Tradeのステーキングは最小申込数量がETHの場合で0.001ETH単位と大きめなので注意しましょう。2024年12月8日時点のレートで見ると、およそ65,000円相当のETH保有が必要です。

4.(4). BYBIT


BYBITは本社がドバイにある暗号資産取引所ですが、Webサイトが日本語対応していて日本人でも利用しやすいのが特徴です。BYBIYではいくつかのステーキング方法を展開していますが、ここでは最も一般的な「BYBITステーキング」に絞って紹介します。BY BITのステーキングは暗号資産それぞれについて「ステーキングしない」「積立ステーキング」「定期ステーキング」を選択できます。

「積立ステーキング」を選択しておけば、自動的に保有額がステーキング対象となり、さらに毎日報酬を獲得できる可能性があります。 ただし、自動ステーキングは資産保有額合計で500ETHが上限となっており、それ以上の金額をステーキングする場合は、個別での設定が必要です。

一方で、定期ステーキングは銀行の定期預金と同じように、満期が来るまで引き出しができません。 また、ステーキング報酬も所定の日にのみ配分されます。ETHと日本円の交換はもちろん、さまざまな法定通貨・暗号資産との交換が可能です。

5. 国内最高水準のステーキングサービス:フエルコ

イーサリアムでステーキング運用をするなら、国内のステーキングサービス「フエルコ」を利用するのがおすすめです。フエルコは、Next Finance Tech社が提供する新しいステーキングサービスで、独自研究に基づく運用手法を取り入れて、国内トップクラスの利回りを目指します。

たとえば、2024年以降のステーキング利回りは、2024年以降でみて年率3.4%~4.0%で推移しており、主要取引所と比べても高水準です。

フエルコは2024年12月8日現在、次の3つのプランを提供しています。ステーキングの受取報酬を「イーサリアム」「日本円」「他の仮想通貨」から選択できるのが特徴です。


シンプルにETHを増やしたいなら「トクトクETHプラン」、暗号資産の価格変動によって報酬の価値が変動するのを避けたいなら「コツコツ円プラン」、イーサリアム以外の暗号資産へも分散投資したいなら「ワクワクアルトプラン」がそれぞれおすすめです。

自分に合ったプランでステーキングを始めましょう。なお、預け入れ通貨と受取通貨が異なるステーキングのスキームについては、現在Next Finance Tech社にて特許出願中で、もし認められれば、当面はフエルコならではのプランとなる可能性があります。

6. まとめ

世界で2番目の時価総額を有するイーサリアムは、2022年からステーキングが可能となりました。いまでは複数の国内取引所でステーキングができる暗号資産のひとつとなっています。

イーサリアムのステーキングは①国内のステーキングサービス利用、②リキッドステーキング、③直接ブロックチェーンにステーキングする、という3つの方法があります。少額から手軽にステーキング運用を始めるなら、国内取引所を利用するのが得策といえます。

イーサリアムで高い利回りのステーキング報酬の獲得を目指すなら、独自の手法で国内トップクラスの利回りを目指すフエルコを利用するのがおすすめです。 ステーキングサービスをうまく活用して、少額から手軽にイーサリアムでのステーキング報酬を獲得しましょう。